有名な一点ものNFTアートのクリエイター、ブルーチップコレクティブルNFTの製作スタジオを一覧で紹介、解説します。
Beeple:ビープル
最も有名なアメリカのNFTアーティストであり、グラフィックデザイナー、アニメーター。本名はマイケル・ジョセフ・ウィンクルマン。1981年6月20日生まれ。ポップカルチャーをベースとして、社会風刺的な作品を数多く発表している。代表作は「Everydays: the First 5000 Days」。
XCOPY:エックスコピー
ロンドン在住であること以外素性を明かしていないNFTアーティスト。これまで一点もの、コレクティブル含め9,000点以上の作品をリリース、85億円以上の総販売価格を達成している。にもかかわらず、XCOPYは2022年8月1日、コラボ除く自身の作品の著作権を放棄、CC0にすることをTwitterで発表した。CMYKパレット、いたずら描きのような筆致、往年のテレビ放送終了画面のような点滅するグラフィックが特徴。代表作は「A Coin for the Ferryman」。
Gremplin
CrypToadz等の代表作を持つ匿名のアーティスト。NFTに注目が集まる以前からTwitter上で社会批評やミームをテーマとしたアート作品を発表し続けてきた。2021年1月頃からNFTアートの制作を開始し、試行錯誤を経てCryptoadzのプロジェクトを立ち上げている。
Steve Aoki:スティーブ・アオキ
世界的DJ/プロデューサーのスティーブ・アオキ氏だが、Web3の初期から活動し、音楽だけでなくファッション、テクノロジーなどの分野でビジネスの才能を発揮している。2021年3月に発売されたアートコレクション「Dream Catcher」は425万ドルの売上を記録。
Mad Dog Jones
カナダ・オンタリオ州サンダーベイ出身のビジュアルアーティスト。本名はMichah Dowbak。サイバーパンクと自然の美を対比、ネオンカラーで表現した作品群を発表している。
Yam Karkai:ヤム・カルカイ
フランス人アーティスト。2021年7月イーサリアムでWoWをリリース。
RTFKT:アーティファクト
メタバース上で身に着ける靴や服のブランド。2020年1月に3人の若者が集まって立ち上げ、2021年12月NIKEに買収された。
Yuga Labs:ユガラボ
BAYC、MAYC、BAKC、Otherside、10KTFなどを手掛けるNFT制作スタジオ。2021年2月米国フロリダ州マイアミで設立。2022年3月、総額4億5,000万ドルの資金調達に成功、同社の企業価値は設立からわずか1年で40億ドル(約4,870億円)に達した。
2022年2月、Larva LabsからCryptoPunks、MeebitsのIP(知的財産権)を取得。また、2022年11月にはBeepleが設立したNFTベンチャーWENEW(ウィーニュー)を買収している。
Larva Labs:ラルバ・ラボ
CryptoPunks、Meebits、Autoglyphsなどの作品を手掛けるNFT製作スタジオ。もとは、カナダのソフトウェアエンジニア ジョン・ワトキンソン氏とマット・ホール氏により2005年に設立され、初期のスマートフォン向けにゲームやアプリを開発していた。2017年6月始動のCryptoPunksプロジェクト以降、NFTアートをを手掛けるようになった。
2022年2月、CryptoPunks、MeebitsのIP(知的財産権)をYuga Labsに売却している。
WENEW:ウィーニュー
Beepleが2021年6月に設立したNFTベンチャー。音楽、スポーツ、コメディ、歴史などの象徴的な瞬間(モーメント)をブロックチェーン上に集めることを目的としている。代表作は10KTF。
2022年11月、Yuga Labsに買収された。
Pak:パク
1990年代から活動している匿名のデジタルアーティスト。以前はMuratPakという名前で活動していた。2021年12月にNFTコレクション「Merge」をリリース。
Rhizomatiks:ライゾマティクス
2006年に設立された日本のクリエイティブ集団。2021年5月、2点のNFTアート Gold Rush – Liquid、Gold Rush – Trail を発表。また、以下の2つのNFTマーケットプレイスを運営している。
- NFT Experiment
- FRGMTRZM NFT
Urs Fischer:ウルス・フィッシャー
ニューヨークを拠点に活動するアーティスト。1973年スイス生まれ。2021年4月、NFT化された一連のデジタル彫刻作品CHAOSコレクションを発表。
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