海外の有名どころ、ユニークなものなど、NFTプロジェクトを一覧で紹介・解説します。
CryptoPunks
Larva Labsが2017年にリリースしたNFTアート。24×24ピクセルのドット絵で総発行枚数は1万点。作品は5種類の「顔」と92種類のアクセサリーを組み合わせて作られており、希少な組み合わせの作品ほど高値がつけられています。
CryptoKitties
さまざまな種類の仮想猫を購入、販売、収集、繁殖して自分だけの猫を集める育成・コレクト型オンラインゲーム。イーサリアムで稼働するDAppです。2017年11月28日リリース。
Axie Infinity
アクシーと呼ばれるモンスターを育成、バトルや繁殖などが可能なNFTゲーム。2018年3月にベトナムのSky Mavis社がリリース。イーサリアムの独自サイドチェーンRonin上で稼働しています。
Art Blocks
イーサリアムチェーンを利用してジェネラティブアートの発行と販売を行うNFTプラットフォーム。2020年、プロジェクション・マッピングアーティストのErick Calderon氏によって設立されました。
クリエイターはジェネラティブスクリプト、またはアルゴリズムをArt Blocksにアップロードし、作品の発行総数と販売価格を設定します。
ユーザーが作品を購入すると、アルゴリズムに従い、色やデザインなどランダムに作品が生成されます。生成されたNFTはユーザーのウォレットに送付されますが、手元に届くまで作品の全貌はわかりません。
Bored Ape Yacht Club(BAYC)
2021年4月Yuga Labsにて作成されたNFTコレクション。類人猿をモチーフにしているイラストのNFT。合計10,000体が販売されており、2022年9月現在でもフロアプライスが約90ETHと高額で取引されています。
Mutant Ape Yacht Club(MAYC)
BAYC(Bored Ape Yacht Club)から派生したNFTプロジェクト。2021年8月BAYCの所有者全員に「Serum(血清)」と呼ばれるNFTがエアドロップされたことが、MAYC誕生のきっかけ。BAYCにSerumを投与することで、「突然変異した猿=MAYC」を作成することができます。
Bored Ape Kennel Club(BAKC)
BAYC(Bored Ape Yacht Club)から派生したNFTプロジェクト。柴犬を模したNFTでイーサリアム上でmintされています。アイテム数 9,602。2021年6月、BAYCの所有者にエアドロップされました。
Bicasso
バイナンスが開発したAI利用のNFTジェネレーター。2023年3月ベータ版リリース。Web2のAI画像制作サービス「Midjourney」などと同様、入力されたプロンプトやアップロードされた画像をもとに新しい画像を生成しますが、Bicassoは生成された画像をBNBチェーン上のNFTとしてミントすることができます。
Super PUMA
スポーツブランドのプーマが、Web3プロジェクトNitro Collectionの一環として2023年2月にリリースしたPFP NFT。1970年代にプーマが発表したコミックブックに登場する有名なマスコット「Super PUMA」をモチーフとしています。10,000個限定、うち4,000個はNitro Collection所有者へのエアドロップ、一般販売では4,000個でミント価格は0.15ETH。2,000個は10KTFとのパートナーシップのために用意されます。
Moonbird
フクロウをモチーフにしたPFP(プロフィール画像)タイプのNFTコレクション。2022年4月にリリースされ、わずか2日間で330億円の売上を記録し話題となりました。
MoonbirdsのNFT保有者は、”ネスト(巣)”と呼ばれるステーキング機能を利用することでさまざまな特典を得ることができます。
Pudgy Penguin:パジーペンギンズ
8,888種類のペンギンの絵で構成される、イーサリアムチェーン上で作成されたプロジェクト。2021年7月にローンチ。NFTをベースにしたぬいぐるみや絵本、各種アパレルを制作し、トークンの保有者に収益の一部を還元するプロジェクトを進めています。
Cool Cats
2021年7月にリリースされた、猫のデザインのNFTプロジェクト。CryptoPunks、BAYCに次いで史上3番目に二次流通最低価格が10ETHを超えた”10Kプロジェクト”。Tronブロックチェーンでホストされています。アイテム数 10,000。
Doodles
SNS用のPFPとして、Burnt Toastらによって作成されたポップな色と絵柄のコレクティブNFT。猫、エイリアン、類人猿、マスコットなどをモチーフとしています。“Doodles”は落書きという意味。2021年10月リリース。アイテム数 10,000。
Space Doodles
Doodlesの派生NFT。Doodlesのキャラクターが一人乗り宇宙船に乗って宇宙旅行をする5秒間の音楽付きアニメーションとなっています。
Goblintown
発行者不明のまま、ある日突然無料mintされたCC0のNFT。
World of Women(WoW)
分厚い唇と太い眉を特徴とした女性イラストのNFT。フランス人アーティストであるYam Karkai(ヤム・カルカイ)を含む4人で立ち上げられたプロジェクトで、Web3.0に多様性をもたらすことを目指しています。2021年7月イーサリアムでリリース。アイテム数 10,000。
Dookey Dash
ウェブブラウザ上でプレイできるゲーム。下水道で高速スクーターを操作し、障害物にぶつからずにどれだけ深く進めるかを競います。ゲームの公開期間は2023年1月18日から2月8日までで、トップランカーは「キー」と呼ばれる報酬を獲得できました。
Dookey Dashのプレイには「Sewer Pass(下水道パス)」NFTが必要。Sewer PassはBAYC及びMAYCの保有者のみが期間限定(1月17日〜2月8日)で無料mintできました。
Ordinal Punks
ビットコインブロックチェーンを使ったOrdinals Protocol上で発行されており「ビットコインパンクス(Bitcoin Punks)」とも呼ばれています。CryptoPunksと似た構成で、アイテム数は100。
TwelveFold
ビットコインブロックチェーンを基盤としたOrdinalsプロトコル上のNFTコレクション。12×12のグリッドをベースにしたジェネラティブNFTで「ビットコインブロックチェーン上のデータを視覚的に象徴したもの」とされています。ユガラボ(Yuga Labs)が2023年2月に発表。
Meebits
Larva Labs社が2021年5月にリリースしたNFTコレクション。人間、ロボット、象、豚などの3Dキャラクターで、メタバースのアバターとして使用できます。イーサリアムチェーンにホストされています。アイテム数は20,000。
10KTF
世界的に有名な職人Wagmi-san(ワグミサン)が、PFPやアバター用のウェアやアクセサリーを制作する工房「10KTF」をNew Tokyoに構えているというストーリー。この工房では、BAYCやMAYC、WoWなどのブルーチップNFTをテーマとしたウェアを制作しています。
Autoglyphs:オートグリフ
Larva Labsが2019年4月にローンチしたプロジェクト。イーサリアムにフルオンチェーンでホストされています。アイテム数は512。
0N1 Force:オーニーフォース
2021年8月に開始されたプロジェクト。0N1(オーニー)と呼ばれる戦士を描いたNFT。アイテム数 7,777。
CrypToadz:クリプトーズ
GREMPLINというクリエイターによる、ヒキガエルをテーマにしたPFP。CryptoPunksにインスピレーションを得て作成されました。イーサリアムチェーンにホストされています。 「Uniswamp(ユニスワンプ:じめじめした排水路)を歩き回る小さな両棲類」という設定。本プロジェクトは環境関連の慈善事業を支援しており、レインフォレスト財団に数百 ETH を寄付しています。アイテム数 6,969。
MistleToadz:ミソトーズ
CrypToadzの派生NFT。クリスマスをテーマにした限定エディション。
Gutter Cat Gang
Gutter Labs によって作成され、2021年6月にリリースされたコレクティブルNFT。イーサリアムチェーンにホストされています。アイテム数 3,000。
Forgotten Runes Wizards Cult(FRWC)
2021年6月にローンチしたNFTゲーム。NFT化したウィザードにユーザー独自のストーリーを付与していくことができます。また、ネイティブコインFrankyWillCoinを発行しています。
Gh0stly Gh0sts
LayerZeroを搭載した最初のNFTコレクション。ゴーストをテーマにした、無料ミントのCC0プロジェクト。
Everydays: the First 5000 Days
デジタルアーティストBeepleの代表作。Beepleが13年半毎日欠かさず制作した5,000枚の作品をコラージュしたもの。
2021年3月大手オークションサイトChristie’s(クリスティーズ)で約6,935万ドル(約75億円)で落札されました。
A Coin for the Ferryman
匿名のNFTクリエイターXCOPYのの1/1アート。2021年12月、SuperRareにてSnoop Doggにより1,600ETHで購入されました。
Nouns:ナウンズ
オンチェーンで鋳造される32×32ピクセルのドット絵のキャラクターをモチーフにしたNFTのシリーズ作品。毎日1つの「Noun」が生成され、自動的にオークションに掛けられます。イーサリウムにアートワークのデータが保存されるフルオンチェーンの形式で作られており、イーサリアムのブロックハッシュに基づいてデザインがランダムに生成されます。
The Potion:ザ・ポーション
モバイルメタバース some·place(サムプレイス)上でランダムに生成された3,000本のユニークなボトル。AR機能を備えた最初の3D NFTで、自分の部屋に飾ることができます。
Sorare:ソラーレ
世界中のサッカー選手のカードを使ってプレイするNFTゲーム。カードを組み合わせてオリジナルチームを作成しスコアを競います。スコアは、現実世界の試合結果と連動している。
一定期間のスコアの合計点が所定の条件を満たすと報酬がもらえ、スコア上位のユーザーには賞品が贈呈されます。
Nyan Cat:ニャンキャット
2011年頃アメリカのYouTubeを中心に流行したネットミームがNFTアート化されたもの。有名なNyan CatのGif画像の一部がNFTマーケットプレイス「Foundation」でオークションにかけられ、約59万ドル(当時のレートで約6,300万円)で落札されました。
MAX PAIN AND FRENS OPEN EDITION BY XCOPY
2022年3月にNifty GatewayでリリースされたXCOPYのNFTコレクション。アイテム数 7,469。
Grifters by XCOPY
2022年3月、イーサリアムにホストされたXCOPYのPFPコレクション。アイテム数は666。
REPLICATOR:レプリケーター
MAD DOG JONESの作品。7世代の作品で構成され、28日ごとに新しい作品が自動的に生成されます。第1世代は、オフィススペースに置かれた1台のコピー機を描いたイラスト。各世代はその前後の世代とは違ったものとなります。
Right-click and Save As guy
匿名のNFTクリエイターXCOPYの1/1アート。2021年12月、SuperRareにてSnoop Doggにより1,600ETHで購入されました。
Some Asshole
匿名のNFTクリエイターXCOPYの1/1アート。2021年9月、SuperRareにてSnoop Doggにより1,300ETHで購入されました。
KodaPendant
Guccii(グッチ)とYuga Labsとのコラボ企画として限定販売されるNFTと物理ネックレスのセット。NFTはOthersideに関連するアバターNFT「Koda」及び「Vessel」のアクセサリーとなり、アバター移動時などの特殊効果(Trail VFX)や、コミュニケーションツールで識別可能な「ブランドチャットハンドル」などの機能が付加されます。2023年4月に3,333個販売。
KODA
Othersideに登場するキャラクター。
Nakamoto_1
LunarCrush社、Lunar Outpost社の共同プロジェクト。月探査機「MAPP」に150万ドル(約2億円)分のBitcoinの秘密鍵を取り付け、これを手に入れた者にプレゼントするというもの。
MAPPはSpaceXのFalcon 9により、2023年4月末に打ち上げられ、月の南極付近に着陸する予定です。
Our Force 1
ナイキがWeb3プラットフォーム「.Swoosh」にて2023年4月にリリースしたデジタルスニーカーコレクション。同社のバスケットシューズ「エアフォース1」をモチーフにしています。
コメント