海外のNFTマーケットプレイスを一覧で紹介・解説します。
OpenSea:オープンシー
NFTマーケットプレイス市場で最も高いシェアを持つプラットフォーム。イラスト、写真、ゲームアイテム、音楽、ドメイン名など、あらゆるジャンルのNFTを扱っており、各種ブロックチェーンに対応。CryptoPunks、BAYC(Bored Ape Yacht Club)などメジャーなコレクティブNFTを多数取り扱っています。手数料は2.5%。2017年12月リリース。
SuperRare:スーパーレア
完全審査制のNFTマーケットプレイス。NFTを出品するためには厳しい審査をパスしなければなりません。取扱い作品は全て1点物のNFTアートで高価格帯で取引きされています。また、ガバナンストークン「RARE」を発行しており、サービス内容や方向性などを決める際の投票権が与えられます。SuperRareでは、xcopyの「A Coin for the Ferryman」が約6.34億円で落札された実績があります。手数料は3.0%。2018年4月リリース。
Nifty Gateway:ニフティゲートウェイ
完全審査制のNFTマーケットプレイス。プラットフォーム上でNFTを管理するため、取引時にガス代が発生しません。ただし、外部からNiftygatewayへNFTを転送する際はガス代が発生します。
デジタルアートやブロックチェーンゲーム関連の取り扱いが多く、エミネム、Zeddなど多くの有名アーティストも出品しています。クレジットカード決済が可能。2018年11月リリース。
Rarible:ラリブル
ユーザーが独自のNFTマーケットプレイスを作成できるツールを提供しており、2022年には1,240以上のマーケットプレイスが作成されています。また、プラットフォームのアップデート時などに意見を出すための投票権を持つガバナンストークン「RARI」を発行しています。NFT発行時にクリエイターがガス代を払う必要がないのも特徴。2020年リリース。
Foundation:ファンデーション
当初、完全招待制で作品のクオリティを高めることに成功しており、現在も出品できるクリエイターが限られているため、作品に対する信用度や評価も高くなっています。1点物のアート作品が多く価格帯も比較的高いです。手数料は15%と他のマーケットプレイスと比べ高く設定されています。2020年5月リリース。
Magic Eden:マジックエデン
主にSolanaチェーンのNFTを取り扱っているNFTマーケットプレイス。SolanaチェーンNFTの取引量で見ると圧倒的なシェアを誇っています。デジタルアートのほか、ブロックチェーンゲーム関連の取り扱いが多いです。2021年9月リリース。
TofuNFT:トウフ
株式会社COINJINJA(本社埼玉県越谷市)が運営するマーケットプレイス。30種類のブロックチェーンに対応しており、日本発のプロジェクト「My Crypto Heroes」や「Astar Network」と提携しています。日本発でありながら先に海外でサービスを展開し、2021年末に日本でもサービスを開始、現在は193の国と地域から利用できるようになっています。
LooksRare:ルックスレア
LooksRareは、独自トークン「LOOKS」を発行しており、特定のNFTを購入するなど一定の条件をクリアすると報酬として受け取れます。LOOKSはステーキングできるため資金を増やすことも可能。
LooksRareは2022年1月リリース時に、OpenSeaのユーザーにLOOKSをエアドロップすることで利用者を増やしています。リリース月にはOpenSeaの取引量を超えました。手数料は2.0%。
X2Y2
2022年2月にローンチされたNFTマーケットプレイスで、他のマーケットプレイスよりも安い手数料0.5%(OpenSeaは2.5%)を武器にシェアを拡大。NFTを出品するとX2Y2トークンが付与されます。トークンのステーキングやNFTレンディングができます。「真の分散型NFTマーケットプレイスを構築し、それをコミュニティに還元する」というビジョンを掲げています。
Blur
アグリゲーター(複数のマーケットの商品を集める)機能を持ち、OpenSea・X2Y2・LooksRareで出品中のNFTを購入できます。2022年10月ローンチ。
NFT20
DEX(分散型取引所)兼NFT Liquidity Protocol(NFT流動性プロトコル)。NFT20は、どんなNFTでもERC-20規格のトークンに変換することで、UniswapやSushiswap等の大型取引所での売買を可能とします。ガバナンストークン「MUSE」を発行しており、その保有者に収益を分配しています。
NFTX:NFTエックス
NFTコレクションをもとにERC20トークン(vToken)を作り出すためのプラットフォーム。Ethereum系のNFT1つに対して、ユーザーは代替可能なvTokenを1つ作成できます。また、vTokenを1つ使うと、NFTを1つ入手することができます。
DoubleProtocol:ダブルプロトコル
ユーティリティNFT向けのレンタルマーケットプレイス。NFTレンタルのための規格EIP-4907を提案、ERC-4907として採択されました。
NFTfi
Peer to Peer型のNFTレンディングプロトコル。NFTを担保にして仮想通貨を借りたい人と、仮想通貨を貸し出して利息で稼ぎたい人をマッチングします。貸し手と借り手の間で、自由に貸し借りの条件を設定できます。貸し借りできる通貨はETHとDAI。
Strip Finance
BSC(Binance Smart Chain)上に構築されたPeer to Peer型のNFTレンディングプロトコル。2021年にインド で立ち上げられました。Rarible、Superare、Opensea、Wazirx などのマーケットプレイスからNFTの価格データを取得しています。
Arcade.xyz
Peer to Peer型のNFTレンディングプロトコル。複数のNFTをラップして担保にすることができます。2022年5月、2つのCryptoPunks Zombieを担保として1,200ETHの60日ローン(年利21%)を発行した実績があります。
BendDAO
Peer to Pool型のNFTレンディングプロトコル。ブルーチップNFTを担保にイーサリアムを融資します。2023年3月時点でCryptoPunks、BAYC、MAYC、Azuki、MoonBird、Doodle、Space Doodle、Clone Xが対象となっており、フロアプライスの最大40%をローンとして提供します。
JPEG’d
NFTレンディングプラットフォーム。NFTを担保としたローンが組めます。CryptoPunks、Art Blocks、BAYCなどを担保とすることが可能です。CryptoPunksの場合、JPEG’dに預けるとその価値を担保とした「PUSd」と呼ばれるステーブルコインを鋳造し、利回りを得ることができます。
sudoswap:スドースワップ
2022年7月にローンチされた分散型NFTマーケットプレイス。NFTコレクションの流動性プールを作成でき、在庫に応じて価格が算出されるAMMモデルで資産の自動売買を実現しています。
Binance NFT:バイナンスNFT
Binanceが、2021年6月にオープンしたマーケットプレイス。ミステリーボックスというガチャのようなものがあり、ノーマル・レア・スーパーレア・スーパースーパーレアいずれかのNFTアイテムを入手できます、スーパースーパーレアは高額で転売して稼ぐことも可能。
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